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2.1 乗り物酔い、乗り心地に関する研究実績・実態の調査

2.1.1 乗り物酔い関連文献の収集
平成6年、7年度に、一般の文献検索システムを利用して、乗り物酔い、乗り心地関連の文献検索を行い、本研究の遂行に関連があると思われるものを入手した。入手した文献の総数は357編である。英文、邦文の内訳は、英文:190編、邦文:167編である、
平成6年度には、これらの文献から、研究遂行上特に重要と考えられる国内論文29編を選定して、その内容、キーワードを紹介した。
また、平成7年度には、「乗り物酔い研究実績・実態データベースの構築」を前提として、60編の論文から検索に必要となる項目およびキーワードの抽出を行った。抽出された検索項目は、
?著者;全員を列記
?表題;邦文論文(著書)の場合には英文表題をも入力する
?出典:論文:誌名、巻、号、掲載年、頁
著書:発行所、発行年、頁
?形態;レビュー、オリジナル、フィールド実験、実験室実験
?取り扱い周波数;低周波:1Hz以下、動揺を対象、高周波:1Hz以上、振動を対象
?アプローチ手法;工学的、医学的、生理学的、心理学的
?カテゴリー;快適性、作業性、健康度、乗り物酔い、生体振動モデル、計測・解析、評価、基準
?内容;症状、原因、結果、予防、治療
?対象;船舶、航空機、自動車、列車、建築物、海洋構造物、その他
?キーワード;10個程度
?特記事項
である。図2.1.1−1に抽出された項目およびキーワードの例を示す。また、表2.1.1−1に60編の論文リストを掲げておく。
2.1.2 乗り物酔い・乗り心地の研究実績・実態調査用データベース検索システムの構築
1)データベース検索システムのソフトウェア、ハードウェア環境の概要
検索システムのソフトウェア、ハードウェアは、以下の要件を満たすことを前提として選定した。
?検索システムを作動させるためのパーソナルコンピュータは一般の市販品で入手が容易なこと。
?コンピュータの機種によらず、いかなる場合でもシステムの作動が可能なこと。
?コンピュータに慣れない者でも簡単に操作できること。
?データの追加、修正、削除が可能であること。
以上の要件を満たすソフトウェア・ハードウェア環境として,
?“WINDOWS’95”が搭載されているパーソナルコンピュータ、メモリー132Mbyte以上、ハードディスク:1Gbyte以上必要
?“ACCESS“95、ver7.0が搭載されていること、
を基本としてデータベースシステムを構築した。システムの大きさは、
?データベース検索システムの容量はフロッピィディスク版で500Kbyteである。
(但し、アブストラクトイメージなし)、

 

 

 

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